1番人気のコードバン長財布の基本仕様

コードバンとブライドルレザーの専門店である塩原レザーの塩原です。

新たに今回はレーデルオガワ社製のオイル仕上げコードバンを使用してラウンドファスナー長財布を製作しました。

今回、製品に使用をしたコードバンパーツや完成品の解説をしつつ、使い勝手にも拘ったラウンドファスナー長財布の基本仕様ついても解説をします!

なお、当サイトへ初めてお越しいただいた方もいらっしゃると思います。

下記に塩原レザーについて解説をしたページがございますので、合わせてご参照ください。

当サイトを運営している塩原レザーについて

レーデルオガワ社製オイル仕上げコードバン

レーデルオガワ社製オイル仕上げコードバンの拡大画像

今回、本体外側のメインパーツに使用した素材は、レーデルオガワ社製オイル仕上げコードバンです。

レーデルオガワ社と言えば「水染めコードバン」が有名ですが、この逸品は珍しいオイル仕上げのコードバンです。

カラーはブラックを選択しました。

表面は軽くグレージング加工を施した風合いでスムース感があり、新品の状態ではマットな見栄えです。

日常使用による革の表面の研磨によって、光沢感が増し製品を育てながらご使用いただける素材です。

レーデルオガワ社のコードバンについて、より詳しい解説は以下のリンク先にてご覧いただけます。

レーデルオガワ社のコードバンとは

レーデルオガワ社製オイル仕上げコードバンのブラック色の背面

製品として仕立ててしまうと背面側は隠れてしまいますが、背面にも染色加工が施されておりヌバックなような風合いです。

革の厚みが厚すぎる場合には薄く漉いてから製品化をしますが、このパーツは1.3mm前後でそのまま使用できるベストな厚みでした。

漉き加工を施すと全体的なバランスは良くなるものの、コシの良さがやや減ってしまうのでこのまま使用できるのは非常に良いことです。

レーデルオガワ社製オイル仕上げコードバンの切り口の拡大画像

上記の画像は、加工を施す前の切り口の拡大画像です。

ご覧の通り芯まで染色をする芯通しではないため、生成りの独特のコシの良さが残っています!

このコバ面は、製作の工程において表面と同じブラックに染めて仕上げます。

内側素材と高級ファスナーの副資材

ラウンドファスナー長財布のパーツと副資材

内側の素材や本体の外周と内側の小銭入れに使用したファスナーも高級品の仕様です。

内側素材は、英国の伝統皮革であるセドウィック社製のブライドルレザーを合わせました。

硬いブライドルレザーを合わせることで、製品全体の型崩れを防ぐことができ、長く良い状態でご使用できます。

ブライドルレザーについて詳しく解説をした特集記事がございますので、よろしければご覧ください!

ブライドルレザーとは

ラウンドファスナー長財布の基本仕様

レーデルオガワのオイルコードバン

メイン素材や副資材にしてラウンドファスナー長財布の基本仕様について解説をしたいと思います。

ラウンドファスナータイプの長財布は、ファスナーのテープによって製品自体の最大の厚みが決まってしまいます。

限られた中でより良い使い勝手や製法に拘った仕様を採用していますので、以下で詳しく解説をします!

メイン素材となる本体外側のコードバン

 

レーデルオガワ社製オイル仕上げコードバンのブラック色の表面

当製品にとってメイン素材となるコードバンは、つなぎ目のない贅沢な1枚革仕様です。

コードバンの1枚革は、26インチの自転車のホイールよりも小さいサイズ感です。

その条件で大きいパーツを取ると、その分パーツにならないハギレ革が多くでます。

より多くのパーツを取る場合には、小さいパーツを繋ぎ合わせる製法もあります。

しかし、1枚革仕様は見た目に美しく、使用中につなぎ合わせ部分の出っ張りによる引っ掛かりも少なくなります。

これらの条件から1枚革のパーツを使用することは、見た目以上に贅沢な仕様です!

コードバンについてより詳しい解説を下記のリンク先にてご覧いただけます。

コードバンとは

本体外周と小銭入れ部分のファスナー

 

きれいなファスナーライン

前の項目でもファスナーについてはご紹介をさせていただきましたが、当製品に採用しているファスナーはYKK社の高級エクセラタイプです。

ファスナー自体も存在感がありますが、その素材をただ使用すればよい訳ではなく、いかに美しくライン取りをするかも重要な要素です。

ファスナーの金具部分の周りのテープをよく見ると、テープに織り目のラインが入っています。

このラインがきれいに製品の革の端と均一になっていると、見た目でバランスが取れていて美しく見えます。

コバの仕様は切り目本磨き

 

切り目本磨き仕上げのコバ

コバの仕上げ製法は「切り目本磨き」を採用しています。(コバとは革の端の切り目部分のことです。)

この製法は仕上げるまでに時間が掛かりますが、見た目に美しく人気の製法です。

各コバ面から一定に光が反射をしている場合には、その面が均一でスムースな状態であることを表しています!

しかし、この製法で綺麗に仕上げるためには使用する素材への理解度や経験がものを言います。

そして、仕上がるまでに時間を要すため「切り目本磨き」仕様の場合は、製品価格が高価になってしまいます。

こういったことから、コバを観るだけで製品の価値や製作者の技術力も分かります!

内側の構造仕様

 

上から見たラウンドファスナー長財布の内部

上記の画像は長財布の内側を上から見たもので、左右対称のデザインです。

中央に小銭入れがあり、フリースペースを挟んでカードを収納するひな壇があります。

さらにひな壇の背面がマチ仕様のため、フリースペースが見やすく有効的に使用できるのが特徴です。

そして、このマチが多いことで画像のように、財布自体を大きく開くことができます!

また、ひな壇の背面スペースにお札を入れることで、小銭入れとひな壇の間のスペースが空きます。

このスペースにひな壇に入りきらないカードを、複数枚まとめて入れることができ収納力は抜群です。

内側の小銭入れは片側マチ付き仕様

 

内側の小銭入れの内部

小銭入れは片側がマチ付きの仕様となっています。

この仕様にすることで、中身が見やすく小銭が取り出しやすくなります!

長財布は全体的なサイズが大きいため、他の財布に比べて大容量です。

小銭を多用する方はもちろんのこと、小銭を使わない方はここに常用薬などを収納されるようです。

カードを収納するひな壇

 

内側のカード収納ひな壇

カードを収納するためのユニットは、切り込みのスリットタイプではなく、革を重ねていくひな壇タイプです。

片側に2段4枚を収納でき、左右合計で8枚のカードを収納できます。

一見、収納できる枚数が少ないように思われるかもしれません。

しかし、先にお伝えをしたように通常よりもフリースペースが多いため、このひな壇には良く使用するカードを収納します。

そして、使用頻度が低いものをまとめてフリースペースに収納するイメージが最適なご使用方法です。

製作者「塩原朋和 作」の刻印

 

塩原朋和作の刻印

この逸品は革のパーツ選びから切り出し、縫製からコバ磨きまで私、塩原朋和によって一貫製造しました。

大量製品・大量消費の製造方法の方が効率的で現代の主流ですが、拘った素材や仕様で製作をするにはやはり経験値がものを言います。

そういった要因から、1人の作り手が最後まで責任を持った製造方法に拘っています!

完成したラウンドファスナー長財布

ブラック色のラウンドファスナー長財布

上記の画像が今回完成したラウンドファスナー長財布です。

製作を開始する前にイメージした通りに仕上がりました!

見た目にムラもなく、きれいに仕上がっているのが画像からでも伝わるのではないかと思います。

YKK社の高級エクセラファスナーを採用

シックな印象のブラック色の製品ですが、存在感のあるゴールド色のファスナーが高級感を醸し出しております!

早速、当製品は以下のリンク先にて販売をさせていただいております。

ご興味がございましたら、是非、販売ページもご覧いただければと思います。

販売ページはこちらから!

一度に大量製品を行っているわけではございませんので、販売ページにて「在庫切れ」になっている場合がございます。

革の在庫がある場合には、同じ仕様にてご案内できますのでその際はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせをいただいて製作をする場合には、通常、1週間ほどのお時間で発送準備が整います。

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