コードバンとブライドルレザーの専門店・塩原レザーの塩原です。
当ページへお越しいただきありがとうございます。
今回は、新たに製作をしたラウンドファスナー財布についてご紹介させていただこうと思います。
メインの素材は、ホーウィンコードバンの希少カラーであるガーネット色！
クローズアップ内容として、ガーネット色と近い#2色との色味の違いなどにも触れております。
是非、最後までお読みいただければ幸いです。
なお、初めて当サイトへお越しいただいた方のために、塩原レザーについての詳細ページをご用意しております。
よろしければ、下記のリンク先にてご覧ください！
メイン素材にホーウィンコードバンのガーネット色
記事タイトルの通り、今回のメイン素材はホーウィン社製シェルコードバンのガーネット色です。
ホーウィン社のコードバンはオイル仕上げということもあり、染まり具合にムラが多い素材でそのパーツごとにそれぞれ風合いが異なります。
今回使用したこのパーツは、1枚革自体が全体的に大振りで、色味のバランスもよく、艶感も標準的でバランスの良いパーツです。
ブラックやダークブラウン系のカラーとは異なり、ガーネット色などの淡いカラーは、染料が多い部分とそうでない部分とで色味のムラがでます。
このパーツは下記通り拡大をしてみてもムラは少なくバランスが良い染まり具合です。
下記の画像は、背面側となるカネ面で生成り色です。
画像では伝わりませんが革の香りやカネ面の風合いは、これぞホーウィンコードバンという印象です。
ホーウィンコードバンについて、全体的にフォーカスをして詳しく解説した記事もございますので、よろしければご参照ください。
副資材も選りすぐりの極上素材
本体外側のホーウィンコードバン以外の副資材も極上素材を採用しました。
内側の革素材は、英国の伝統皮革であるセドウィック社製ブライドルレザーのチョコ色です。
素材の硬さやコシの良さが特徴のブライドルレザーは、製品の型崩れを防止してくれます。
また、コードバンの場合は薄く漉いてしまうと耐久性が極端に落ちます。
しかし、ブライドルレザーは薄くてもその張りは維持され、内側素材としてはもったいないほどの極上素材です！
本体の外周と内側の小銭入れに採用しているファスナーは、YKK社の高級ファスナーを採用しました。
この「エクセラ」ファスナーは、各ムシに磨き加工がされており、見た目でも高級感があるのはもちろんのこと開け心地も滑らかです。
YKK社の高級ファスナー「エクセラ」の解説記事はこちらから！
近いカラーの＃２色との色比べ
ホーウィンコードバンのガーネット色は、同素材の中で比較をすると#4色と#2色に近いカラーです。
特に#2色は非常に似ているカラーで、単体で観た場合には間違えるほど同じような色味をしています！
上記の画像は、左側が#2色で右側がガーネット色です。
ガーネット色の特徴は、その名の通り宝石の「ガーネット」のように深みがありハッキリとしたレッドブラウンという印象です。
それに比べて#2色は、レッドブラウンが薄まったような印象でよく見るともともとの生成り色が微かに浮かんで見えます。
ガーネット色と#2色の色選びで迷われた場合には、色味のハッキリ度で選ぶことで、より良い色選びができると思います。
ホーウィンコードバンのカラーについて、より詳しい特集記事がございますのでよろしければ下記のリンク先をご覧ください。
完成した極上の財布
イメージ通りに製品が完成しました。
ファスナーのライン取りのバランスも良く、高価な素材に負けない製品としてのオーラを感じます！
また、ブラウン系の革によく合うゴールド色のファスナーが、より一層の高級感を醸し出しています。
内側も落ち着いた色味なので、見た目で飽きることなく長くご愛用いただけると思います。
当製品は、下記の販売ページにてご購入いただけます！
販売ページにて「在庫切れ」となっている場合は、革の在庫がある場合に限り、同じ仕様にて製作をいたします。
通常、1週間ほどお時間をいただければお届け準備が整いますので、ご希望でしたらお気軽にお問い合わせください。
