ブライドルレザー長財布にもっとも適したデザインについて専門店の職人が解説!

セドウィック社製ブライドルレザーを使用して、新たに長財布を製作しました。

革のカラーはチョコ色で、ファスナーはゴールド色を合わせ高級感のある製品に仕上げました!

完成した製品の紹介と共に、今回はブライドルレザーの特性から最適なデザインの長財布について解説したいと思います。

初めて当サイトにお越しいただいた方も多いと思います。

当サイトを運営している塩原レザーについては、下記のリンク先にてご参照ください!

ブライドルレザーとコードバンの専門店・塩原レザーについて

素材はセドウィック社製ブライドルレザー

平置きにした長財布

今回、新たに製作をしたラウンドファスナー長財布に使用した素材は、セドウィック社製のブライドルレザーです。

使用部位は、繊維が太く張りの良さと硬さが際立つショルダー部位を使用し、カラーは濃い目のダークブラウンの色味となるチョコ色です。

この素材を本体外側のパーツだけではなく、内側のパーツもすべて同じ素材を使用した豪華な仕様です。

なお、セドウィック社のブライドルレザーについて、下記のリンク先で詳しく解説をしています!

セドウィック社のブライドルレザーとは

ブライドルレザーのブルーム

革の表面には、ブライドルレザーの特徴の一つでもあるブルームがはっきりと確認できます。

ブルームが、ここまで綺麗に革の表面を覆った状態は珍しいです。

ここ数年、ブライドルレザーは世界中で人気であり、ブルームが革の表面を覆う前に入荷され製品化をする傾向にあるためです。

一般的にブライドルレザーが出来上がった後、概ね1年間の熟成で表面にブルームが現れます。

しかし、この状態は革の表面に固着していないため、指で触れるとすぐに落ちてしまいます!

2年から3年ほど保管をすることで、多少、手で触れただけでは落ちないぐらい表面にブルームが固着します。

入荷直後のブライドルレザー

上記の画像は、入荷直後のセドウィック社製ブライドルレザーです。

表面にはブルームの基となるグリースで覆われていますが、見た目は一般的な革と同じ見栄えです。

なお、ブルームを革の表面に綺麗に出すためには、温度や湿度など適切な方法で保管をする必要があります。

そういった意味合いから、専門知識がある業者からブライドルレザー製品を購入することをおすすめします!

また、ブルームについて下記のリンク先にて詳しく解説をしています。

ブライドルレザーのブルームとは

きれいなライン取りをしたファスナー

ラウンドファスナー長財布は、本体外側を周回しているファスナーが印象的なデザインです。

今回の製品に採用したファスナーは、YKK社の高級ファスナーを採用しました!

この「エクセラ」ファスナーは、ムシと呼ばれる線路状の各パーツに、磨き加工を施した手間の掛かる高級ファスナーです。

また、ゴールド色のファスナーが革のチョコ色とよく合い、高級感が伝わってきます。

なお、エクセラファスナーについては、下記のリンク先にて詳しく解説をしています!

YKK社の高級ファスナー「エクセラ」と手入れ方法について

ブライドルレザー長財布のおすすめデザインとは

おすすめデザインのブライドルレザー長財布

ブライドルレザーは、一般的に硬い素材であることで有名な皮革です。

硬い革は確かに強度はありますが「硬い=すべてのおいて強い」という訳ではありません。

この素材に限らず、硬い素材は突発的な衝撃にはもろさがあります!

代表的な例として、包丁を落とすと刃が欠けてしまったという経験はありませんか。

それと同じように、革が欠けることはありませんが衝撃で傷が付くと元には戻せません!

金属の釣り針

そして、硬い素材に幾度となく強引な折り曲げ作用を与えると、折れ曲がる部分に亀裂が生じます。

それを繰り返すことで徐々に亀裂が深くなり、金属の釘や上記画像の釣り針などは折れてしまいます!

ブライドルレザー製品には、多くのデザインの長財布があります。

クラシックデザインとして、長く人気がある下記のような長財布をよく見掛けます。

製品の特長としては、全体的な製品の厚みが薄いわりに収納量が多く人気の長財布です。

クラシックデザインの長財布

しかし、このデザインの長財布は、革を折り曲げることで蓋を閉めるデザインとなっています。

財布の中身を取り出すためには、毎回、蓋を開く必要があります。

中には、蓋を真逆に折り返して、紙幣やカード類を取り出す方がいらっしゃいます。

こうした使い方をすると、これまで解説をしたように折れ曲がる部分の繊維に悪影響を与えます!

クラシックデザインの内側の折り目

特に太い繊維がある部分は、繰り返される開閉によって、纏まっていた繊維がばらけやすい部分です。

一般的に皮革は繊維と繊維の間にコラーゲンなどの保革成分によってひと纏まりになり、面として存在しています。

この繋ぎ合っている繊維同士が、日常使いの開閉作業によって徐々に繊維がばらけ劣化をしてしまいます!

当方のブライドルレザー製品は、革の床面を溶剤で磨き上げる製法を採用しているため、直接、繊維が見やすい特徴があります。

しかし、床面に革を貼り合わせてある製品であっても原理は同じで、折れ曲がる部分には耐久性に限界があります!

サイドから見た長財布

今回、製作をしたラウンドファスナー長財布は、蓋を開くことで本体外側の革に動きが生じます。

しかし、この開く角度は最大でも45度程度までのため、繊維がばらけるほどの損傷はありません!

製品選びの際は、デザインで選ぶことも多いと思いますが、こういった細かい部分を知ることで、耐久性のある製品にありつけるのではないかと思います。

このラウンドファスナー長財布のデザインは、近年、ブライドルレザー製品に限らず非常に人気があるデザインです。

こういった意味合いから、ブライドルレザーの長財布は耐久性とデザインの観点からも、このラウンドファスナータイプの長財布が一番おすすめです!

ラウンドファスナー長財布の仕様詳細

ラウンドファスナー長財布の内側

当製品の仕様詳細は、以下の通りです。

・製作:塩原朋和 作

・素材:セドウィック社製ブライドルレザー

・ショルダー部位

・カラー:チョコ

・ミシン縫製糸:ダークブラウン

・コバ仕上げ:染色あり(黒)切り目本磨き

・床面:染色なし毛羽立ち処理

・カードスロット:片側2段4枚の合計8枚収納仕様
※カードスロットと小銭入れの間のフリースペースにもカードを収納することで合計15枚程度収納できます。

・フリースペース:4カ所

・小銭入れ:1カ所(片側マチ付き仕様)

・ファスナー:YKK社製高級エクセラタイプ(ゴールド色)

・サイズ:縦約9cm×横約20cm

完成した極上の長財布

ブライドルレザー長財布

画像の通り、ブライドルレザーらしいブルームが革の表面に噴き出していて、非常に良い製品に仕上がりました。

ゴールド色のファスナーが革のチョコ色と良く合い、高級感を醸し出しています!

早速、下記のリンク先にて販売を開始いたしました。

製品の画像も多く掲載しておりますので、是非、販売ページもご覧いただければ幸いです!

販売ページはこちらから

なお、塩原レザーは大量生産方式ではなく、1品1品拘った製品製作をしております。

これにより、販売ページにて「在庫切れ」の場合がございます。

同じ革やファスナーなど資材に在庫がある場合には、同じ仕様にて、製品を改めて製作をさせていただきます。

1週間程度お時間をいただければ、発送準備が整いますのでお気軽にお問い合わせください!

お問い合わせはこちらから

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