今回の逸品は、人気と実力ともに他の追随を許さないセドウィック社製ブライドルレザーのブラックカラーを使用したラウンドファスナー長財布をご紹介させていただこうと思います。
この記事を最後までご覧いただきますと、以下の内容が分かります!
・財布のタイプはラウンドファスナー長財布
・素材はセドウィック社製ブライドルレザーのショルダー部位
・カラーは一番人気のブラック
・内側の素材もセドウィック社製ブライドルレザー
・ファスナーはYKK社の高級エクセラタイプのシルバー色
・定価42,500
本題に入る前に、この記事を書いている塩原レザーについてご紹介させていただければと思います。
2008年にブライドルレザーの専門店として塩原レザーは創業しました。
ブライドルレザーの本場である英国から、さまざまな業者が製造をした本物のブライドルレザーに触れてきました。
それぞれ同じブライドルレザーといっても、製造をする業者や部位によっても風合いや印象など素材感が異なります。
塩原レザーでは10年以上に渡って製品を毎日のように製作しており、製法にも拘って製品の製作を日々行っております。
なお、塩原レザーについてより詳しいページは下記のリンク先からご覧いただけます。
ブライドルレザーはセドウィック社のショルダー部位
セドウィック社製ブライドルレザーのショルダー部位は、さまざまなブライドルレザーの中で1番人気の素材です。
ただし、ここ何年もあまりの人気ぶりにブライドルレザーの完成後、すぐに出荷をするため、ブライドルレザーの特徴でもあるブルームはあまり噴き出しておりません!
ブライドルレザーの表面に白くブルームが噴き出した状態になるには、最低でも半年間の熟成が必要です。
今回の素材も、ついこないだ英国から届いたばかりなのでブルームはあまり噴き出しておりません。
しかし、あの白いブルームの素となるグリースが表面を覆っております!
このまま一定の間、保管をすればきれいにブライドルレザーらしい“華”が咲きますので、観察してからご使用いただくのもよろしいかと思います。
セドウィック社のブライドルレザーについて、より詳しく知りたい方は下記のページをご覧いただければと思います。
カラーは不動の人気であるブラック
セドウィック社のブライドルレザーの中でも人気のブラック!
ブルームやブルームの素となるグリースが表面を覆っていると、革の表面の風合いが分かりづらいです。
上記の画像が、表面のブルームやグリースを磨き落とした革の表面です!
ブラックの色味については、ブラウン系のカラーとは異なり、どこの業者が製造したブライドルレザーであってもほぼ同じです。
ブラックの場合は、表面の風合いや質感の方が重要かなと思います。
セドウィック社のブラックは、ショルダー部位やベンズ部位に関係なく、透明感があり他の業者が製造したブライドルレザーよりも光沢感がもとから強い印象です。
そして、さわり心地はツルっとした質感です!
好みは人それぞれ異なると思いますが、この素材の質感は大多数の方から指示していただける風合いだと思います。
ラウンドファスナー長財布の仕様と詳細
基本的に金具のカラー以外は、いつも同じ仕様にて製作をしておりますが、はじめてご覧いただく方もいらっしゃるので、主要の仕様をご紹介します!
サイズはメンズ仕様の縦約9cm×横約20cm
サイズは、メンズ仕様の縦9cm×横20cm×厚み2.3cmです。
メンズ仕様とは、ズボンの後ろポケットに収納してご使用いただくことを考慮して採寸しております。
ファスナーはYKK社の高級エクセラのシルバー色
YKK社には量産品に使用される一般的なタイプから、防水仕様のものまで様々なファスナーがあります。
塩原レザーのラウンドファスナー長財布には、欧州のブランドでも挙って採用されるYKK社の高級エクセラを採用しております!
また、金具のカラーはシルバー色とゴールド色を採用しておりますが、今回は、カジュアルシーンでもよく合うシルバー色を採用しました。
大きく開き使い勝手のよいデザイン
塩原レザーのラウンドファスナー長財布の特徴は、素材だけではなく使い勝手にも拘っております!
一般的な同製品よりも大きく開くデザインで、カードを収納するひな壇の背面のフリースペースを有効的にご使用いただけます。
また、一般的な同製品の場合は、ひな壇と小銭入れの間にお札を収納される方が多いと思います。
上記の通り、当方の製品はひな壇の背面がマチ付きタイプで中身が見やすく取り出しやすいので、ここにお札を収納することをおすすめしております!
小銭入れもメンズ仕様の片側マチ付きタイプ
小銭入れにもメンズ仕様の使い勝手を考慮したデザインです。
片側にマチが付いたデザインとなっている為、男性の大きな手でも小銭が取り出しやすいのが特徴で、中の小銭も見やすいです。
もちろん、小銭入れのファスナーもYKK社の高級エクセラタイプです!
ひな壇は片側2段4枚仕様
ひな壇も使い勝手を優先した片側2段4枚のカードを収納できる仕様となっております。
ひな壇は小銭入れを境に両サイドにあるので、合計8枚のカードを収納できます。
ラウンドファスナー長財布は、3辺をファスナーで覆われているため厚みに限りがあります。
このひな壇を3、4段にするとカードの取り出しが極端に行いずらくなるだけでなく、ひな壇の端部分の革への負担が多いので寿命が短くなります。
また、紙幣や小銭を入れる前に厚みがパンパンになってしまいます。
上記より、塩原レザーのラウンドファスナー長財布は、片側2段で4枚のカードを収納する仕様となっております。
なお、収納できないカードは小銭入れとひな壇の間に収納していただくことで、管理しやすいと思います。
コバは本格仕様の本磨き
製品の完成度を決めるといっても良いコバの仕上がり!
コバとは、革の側面部分のことを言います。
塩原レザーでは、馬具用品にも採用される伝統の本磨き加工を施しております。
この製法は、革の表面を削り出し、磨き上げる方法で、きれいに仕上げるためには革の特徴を把握していることと本磨き加工の技術力が必要になります。
当方は、創業時からブライドルレザーを毎日のように観て触って、10年以上に渡って本磨きでの加工に特化してきたので仕上がりには自信を持っております。
床面はブライドルレザーらしい生成り仕様
ブライドルレザーは、もともと馬具用の革なので3.5mm前後の厚みがあります。
革製品のパーツとして使用するには、革を薄く加工する「漉き加工」が施されます。
2分割にされたブライドルレザーの背面は生成りの仕様となっております。
この背面を表面と同じ色に染めることもできますが、革は繊維とコラーゲン質が絶妙なバランスで絡み合っております。
ここに染料を入れてしまうと、本来のブライドルレザーの風合いから変わってしまいます。
上記より、塩原レザーで製造するセドウィック社のブライドルレザー製品(既製品)は、基本的に生成り仕様に毛羽立ち処理を施した仕上がりとなっております。
製作者はこの記事の筆者である塩原朋和
最後に製作者についてですが、当製品はこの記事を書いている塩原朋和によって製作させていただきました。
ひな壇の端に「塩原朋和 作」の刻印を施工しております!
カードを収納することで、刻印自体は隠れます。
まとめ
いかがでしたでしょうか!?
今回は、セドウィック社製ブライドルレザーのブラックカラーを使用した、ラウンドファスナー長財布をご紹介させていただきました。
ご紹介させていただいた製品のご注文は、下記のリンク先にて承っております。
ブライドルレザー 長財布(セドウィック/ショルダー部位/ブラック/ラウンドファスナー/シルバー色)