今回の逸品は、巷で人気のコードバンとブライドルレザーの両方の素材を使用した、高級ラウンドファスナー長財布をご紹介させていただこうと思います。
先にまとめからお伝えしますと今回の逸品の特徴は以下の通りです。
- 財布のタイプはラウンドファスナー長財布
- 本体外側に新喜皮革社製オイルコードバンのブラック
- 内側にセドウィック社製ブライドルレザーのブラック
- ファスナーはYKK社の高級エクセラを採用
- 定価49,000円
本題に入る前に、この記事を書いている塩原レザーについてご紹介させていただければと思います。
2008年にブライドルレザーの専門店として塩原レザーは創業しました。
2016年からはコードバンを定番素材に加え、ブライドルレザーとコードバンの専門店として運営しております!
コードバンもブライドルレザーも、製造をする業者や仕上げ方法によっても風合いや印象など素材感が異なります。
塩原レザーでは10年以上に渡って製品を毎日のように製作しており、製法にも拘って製品の製作を日々行っております。
なお、塩原レザーについてより詳しいページは下記のリンク先からご覧いただけます。
コードバンは新喜皮革社のオイル仕上げ!
今回の逸品は、本体外側に新喜皮革社製のオイルコードバンを採用しました。
この新喜皮革社のオイルコードバンは、通常のオイルコードバンよりも表面の光沢感というか艶を多めに引き出したグレージングタイプです。
グレージングタイプを簡単に言い表すと、表面を多く磨きかけて最初からエイジングしたような風合いと言ったら分かりやすいでしょうか!
ちなみに、このタイプのオイルコードバンは触った感触が、ホーウィンのオイルコードバンよりも張りがあって硬さもあります。
革の内部に浸透している油脂成分は、他のオイルコードバンよりも少ない印象でカラッとした風合いです。
使いながら育てるように艶が増していくご使用方法も良いですが、最初からこの艶があるコードバンは見栄えも最高です!
はじめてコードバンの革製品をご使用いただく方に、特におすすめしたい素材です。
オイルコードバンのカラーは不動の人気ブラック!
今回の新喜皮革社製オイルコードバンは、不動の人気というか革製品の鉄板カラーであるブラックです。
色味に関しての特徴は、特別なものはなく純粋なブラックです。
しかし、このグレージングタイプのオイルコードバンは光沢感が最初から強いので、手入れの行き届いたハイヤーのような見栄えです!
エイジングによって、表面の光沢具合は多少の変化はあると思います。
色味については、芯通しで染め付けされているのであまり色褪せも気にする必要もないと思います。
カラーはブラックで決めていて、あとは表面の風合いで選びたいという方に、まずはご使用いただきたい素材です。
ファスナーはYKK社のエクセラを採用!
ラウンドファスナー長財布は、ファスナーの色でだいぶ印象が変わります!
個人的に思う印象は、ゴールドはより高級感があり、シルバー色はカジュアルな印象です。
以下の画像は、すべて同じ仕様でファスナーの色だけが違う製品ですので、見比べてみてください!
まずは高級感のあるゴールド色のファスナー
ゴールド色のファスナーは、シルバー色に比べて急に高級感が増します!
実際にこの財布は高級ですが、見栄えという点で高級感がある製品をご希望の場合には、ゴールド色のファスナーがおすすめです。
続いて、以下はシルバー色のファスナーを使用した画像です。
ブラックにはシルバー色のファスナーもよく合います!
ゴールド色よりもシルバー色のファスナーを合わせると、全体的なバランスが取れていて落ち着いた雰囲気です。
なお、このエクセラタイプのファスナーは高級感があるとよく言われていますが、実際に高級なファスナーです。
世界的なブランド品などにも多く採用される、YKK社のエクセラタイプを採用しております!
一般的なYKK社のファスナーに比べて、線路状の金具「ムシ」の1つ1つが大きく、滑らかな開け心地が特徴です。
これはファスナーの線路状の「ムシ」と呼ぶ1つ1つの金具を磨かれているからです。
また、このファスナーをより活かすためには、ファスナーのライン取りがきれいである必要があります!
真横からファスナーのライン取りを撮影してみましたがいかがでしょうか!?
ファスナーのライン取りは非常にきれいです!
巷で安く販売されている大量生産品は、このようなバランスを計算したライン取りまで考えられていないことが多いです。
製品選びの時は、この部分を見ると良い製品かそうでないかの判断になりますのでご参考に!
内側の素材はブライドルレザー!
内側素材は、世界中のブライドルレザー好きを魅了するセドウィック社のブライドルレザーです。
部位はショルダー部位です。
このショルダー部位は、非常に硬い素材なので製品が型崩れしにくく、きれいなフォルムを保つには最適な内側素材だと思います。
何よりも外側にコードバンを使用し、内側にブライドルレザーとは何とも贅沢な仕様で、これ以上ない組み合わせだと思います!
ラウンドファスナー長財布の仕様詳細!
さて、製品に使用している素材からお伝えしてきましたが、続いてはラウンドファスナーのデザインについての仕様詳細です。
塩原レザーのラウンドファスナー長財布のデザインは、素材だけではなく使い勝手も重視しておりますので、じっくり以下の項目もご覧いただければと思います!
サイズはメンズ仕様の縦約9 cm×横約20 cm
このラウンドファスナー長財布のサイズは、縦約9 cm×横約20 cmで、厚みは約23 mmです。
項目のタイトルにあるメンズ仕様とは、男性はズボンの後ろポケットに入れてご使用いただく方が圧倒的に多いので、ズボンに収まるサイズ感に採寸しております。
厚みについては、本体外側のファスナーのテープの幅が決まっていて約20 mmとなり、そこに革の厚みが加わるので約23 mmです!
ミシン糸は革の色に合わせたブラック!
ミシン糸のカラーは、革の色に合わせてブラックを合わせました。
革と同じ色なのでステッチはあまり目立つことがなく、逆に高級素材のコードバンが際立つ見栄えです!
なお、ブラックの革にはレッドのステッチもよく合います。
もし、このブラックにレッドのステッチの製品をご希望でしたら、下記よりお問い合わせください。
革の在庫がある場合にはご注文を承ります!
開く角度が大きく使い勝手が抜群!
上記の画像はご使用イメージです!
ちまたでよく見掛けるラウンドファスナー長財布は、このカードを収納するひな壇が壁側にくっついている場合がほとんどです。
その場合、お札を出し入れする時に、本体外側のファスナーが内側を向いているのでお札が引っ掛かったりして出しにくいのです!
なので、小銭入れとひな壇の間にお札を収納する方が多いのでは!?
塩原レザーが製造するこのデザインのラウンドファスナー長財布は、ひな壇の背面にお札を入れることで、ひな壇のカードも見やすい!
そして、マチが多い分、全体の開く角度が大きいので中身が見やすいというのが特徴です。
小銭入れも使い勝手が抜群の仕様!
続いて、内側の中央に君臨する小銭入れについてですが、こちらのファスナーにもYKK社の高級エクセラタイプを採用しております!
そして、片側にマチが付いたこのデザインは、小銭が見やすいだけではなく取り出しやすく使い勝手が抜群です。
カードスロットも使い勝手を優先の仕様!
カードを収納するひな段も使い勝手を優先したデザインとなっております。
片側2段4枚収納で、左右の合計で8枚のカードを収納できます!
収納枚数が少ないと思われるかもしれませんが、これ以上、段数を増やすと製品全体の厚みが増すだけでなく、カードの出し入れが急激に行いずらくなります。
ということで、もし8枚以上のカードを入れたい場合には、小銭入れとひな壇の間のフリースペースに収納することで解消できると思います!
製作者である「塩原朋和 作」の刻印!
ひな壇の端に製作者である「塩原朋和 作」の刻印を施工しております!
刻印部分が白く見えるのは、ブライドルレザーの特徴であるブルームによるものです。
カードを収納すると、この刻印はカードで隠れるので目立たなくなります。
ミシンで縫製した製品には、この「塩原朋和 作」の刻印が押されます。
ちなみに、トップページに表示されるデザインの刻印は、創業当時からの総手縫い製品のみに刻印されます!
まとめ
いかがでしたでしょうか!?
今回は、新喜皮革社製オイルコードバンのブラックカラーを使用した、ラウンドファスナー長財布をご紹介させていただきました。
製品のご注文は、下記のリンク先にて承っております。
なお、塩原レザーでは実際にお届けをする製品の実物画像を各販売ページに掲載しております。
事前にお届けする製品を確認できるので、安心してお買いものしていただけると思います!
ファスナーのカラーによって、販売ページは異なりますのでご注意ください!